annual report

hobby, city walk, life

町を好きになる

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最近は非常にすることが無くてひたすらこち亀を読み解く毎日を送ってます。一度押入れの奥底に入れてしまってからだいぶ読んでなかったのでかなり新鮮に読めていい感じ。30巻くらいから始めて、今は82巻。麻里愛とかボルボのじいちゃんとか出てきて黄金期の勢いを肌で感じてます。浅草物語とか光の球場とか大好きな回もここら辺で、今見ても最高だなと。もうちょっとしたら逆走して松吉回とかジャムコーララーメン回読もう。活字読書は全然停滞してる。「レッドアローとスターハウス」って西武鉄道共産主義の史実考察本読んでるけど全然進まん。西部鉄道全然乗らんしな。実感がわかないのかもしれない。一回楽勝なの数冊読んでチューニングし直す必要がある。

自分は散歩が好きだ。歩くことでその町のその時その一瞬をフィールすることが好きだ。そして、誰もいない夜の町を闊歩するのが好きだ。ただ、力を無くした町だと少々話は変わってくる。昼間は分からないけど朝の電車は人少ないし、夕方は間違いなく人がいない。あんなにビカビカしていたあの町やこの町も9時にもなれば光が消える。まぁ流石にこんな時にのんきに散歩なんかしてませんが、バカだから新聞を読んでもなんだか実感がなかった。身の回りの変化を知り、初めて感じた。

そんなこんなで、個人営業店の閉店が相次ぐ中で各社が行なっているクラウドファンディング。自分は心の狭い人間なのでリターンがあるとはいえ、こんな簡単に集金できちゃっていいのかよ。なんて非常に小物な感情が少なからずあり、なんともいえないのだけど自分は3社ほど支援した。どの店も足げなく通う、というほどでもない所だけど、どれもよく行く大好きな町にある店。無くなっても正直不自由ないとは思う。だから無くならないでなんて言わないけど、でもこんな形で無くなってしまうのならあんまりだね。自分は散歩地を探す場合、まぁ当然なのかもしれないけど「何か」目的となるものを見つけてはそこへ向かう。その「何か」は店であり、公園であり、建造物であり、様々だ。そしてその後は前回目的とした「何か」に行かずに別のものを見に行ったり、あるいは何もなしに向かったりしていた。これまでの自身の行動を振り返ると、当初の目的なんかはどうでもよくて、最終的にはそれら「要素」を包括する町を好きになるのだなと実感したそんな今日日であった。まぁでも、食品売り場以外のテナントが開店休業中みたいになってる近所のイオンモールは夜に行くとなんだかゾンビ映画みたいでワクワクしたりするのでたまには力を無くしてもらっても良いかなとか言ってみたり。

家にずっといるとすることも多くないからか、なんだか気持ちがウチに向かっていくというか、ナーバスというわけでもないのだけど、自分を見つめなおすことが多くなったというか。 だからといって何かするわけでもないのだが。大体寝てるだけです。