annual report

hobby, city walk, life

第六届 萤火虫动漫游戏嘉年华

長期休暇は皆さんどうでしたでしょうか、僕は丁度4月末から体調を崩していたのでもうブルシットって感じでした。
丁度去年なんかは秩父芝桜見に行って名産物飲食しながら街練り歩いてかかってこいよ、俺はここだぜって感じだったんですけど今年は出来なかった。。。西部秩父線はまだ生きてるのかな、とても清々しい、良い路線だったから末永く運行して欲しい。次は鍾乳洞あたりを狙ってます。
まぁとは言っても別にたいして忙しい人間でもないので東京はしょっちゅうプラリしてます。というかできてます。ついこないだは三田線沿いの有名な高島平団地とか西台アパートを見に行きまして、そしたら親睦祭っていう踊り場で出店開いたりする住民同士の顔合わせが狙いのイベントが開かれてたのでスッと参加してやきそば食べてきたりとかしてました。建造物や周辺の町並みも最高最高裁って感じでした。とにかく見所が多い。。。ここら辺ははやく記事化したい。



・Dominick Fernowに今更ハマる。
 新人でもなんでもない古参ミュージシャンだからアレだけれど最高である。去年vatican shadow名義にドハマりしてそれからといった感じなのだがPrurient名義も良いしchristian cosmos名義のユニットもかっこいい。


東京女子流主演映画「5つ数えれば君の夢」
  まぁ岩井監督的な作品でした。この手のものによくある決めシーン先行型の作品だったから繋ぎとかいまいちだったんですがそれ以上に良いマテリアル(出演者という意味でない)が多くあり、見終わって1ヶ月はたった今でもパンフを開けば良い映画だったなぁ、と思ったりします。(逆に時間が経ったからこそなのかもしれないが)
才をもつゆえに感覚が他とことなる少女と平凡な少女のガールミーツガールな作品なのですが良い。あ〜最高って感じ。予告や公式の一番下の写真にあるのですが二人が夜の駅前のロータリーで語り合うシーンと学校の屋上で始めて出会うシーンが最高なのですよ。駅っていいですよねぇ。


・ジ・エクストリーム・スキヤキ
  窪塚とARATAというピンポンコンビ主演のロウライフ映画。どういう映画かというと、乱暴だけどムーンライダーズが流れてる映画って感じ。ちとロウって言葉に全てを託しすぎじゃないかなって思わなくもなかったり。でも窪塚とARATA筆頭に言葉の掛け合いは面白かったしあのだるい感じはなかなか出せないと思うのでそこらへんやはり良いなぁと。見にいった黄金町も良い感じの町でした。僕もブーメラン作りたいなぁ。

2013春夏秋冬

ぼーっと無意味に時間を無駄にして生きているので今年ももう終わろうとしている。今年は一年間漠然とした焦りに翻弄されていた気がするのだけれど何も解決進展せず翌年に持ち越してしまいそうだ。最近家で摂取してる水分が焼酎とその割り材のみなことに気づいてイヤな気分になった。今年も格付け出来るほど消化出来なかったし積みまくったりしてるのだけれど漫画音楽映画とか良かったものをいくつかピックアップしたいと思います。

・音楽

LowPass/Mirrorz

これは間違いなく一番聴いたアルバム。言葉遊びと言い回しがやはり楽しいしトラックもアブストラクトでダークでよろしい。「これがローパス、聴き飽きな。」聴き飽きるにはもうちょいかかりそう。

μ-ziq/Chewed Corners

juke/hootworkブームもあいまってPlanetMuにはお世話になってるけどまぁ主宰のアルバムが一番良かった。とても美しくて震える。

Danny Brown/Old

ソークレイジー。テンション高いし長いんだけれど全然通して聴ける。かましていけよ。

Vatican Shadow/Remember your Black Day

ドローン、アンビエント、インダストリアルとかそこらへんのテクノなのだけれど雰囲気だけに頼らず構成にもきちんと配慮がなされていて投げっぱなしでなく良い。(それだけで基本すぐ高評価を与えてしまう傾向にある私)まぁでもそれだけではなくてブラックメタルよろしくなリフをぶっ込んできたり畳み掛けるような重いミニマルビートがあったり他とはやはり違うところがあると思う。ジャケも良いです。沈む沈む。

Oneohtrix Point Never/R Plus Seven

まぁだいたいは同上。MV見たから後出しジャンケンではあるけれど聴いててイメージが頭に浮かんでくる感じがあってこの手のものでは良いことだよなぁと。

Benjamin Damage/Heliosphere

cosmin TRG/Gordian

私なので50Weaponsは当然入ります。(あげぽよ)攻撃的なループ、気持ちいいベース、どことない浮遊感。いけぽよ。この2人のリリースは大体信用できる。Addison Grooveのシングルもヘビロテしたから入れても良かったけどまぁ相変わらずって感じだったので除。

・漫画

今井哲也/アリスと蔵六
アリスと蔵六 1 (リュウコミックス)
アニメ映画みたいな構成しててすげーテンション上がる。(恥知らず)2巻の熱量は本当に凄いし毎回の引きの良さも目立ちます。

志村貴子/青い花
青い花(8)(完) (Fx COMICS)
マジなー!って感じ。放浪息子の方も渋くて良かったですけどやはりこちらです。鎌倉江ノ島。Still on Your Side.

kashmir/デイドリームネイション
デイドリームネイション 5 (アライブコミックス)
これも上記と同じく完結もの。正直kashmirの近年アンソロとかでよく見られるサイケ描写、世界観には飽き飽きなところあったんだけれど(ティアのこたつの作品とかは良かったけど)これはそれらとは別の青春ファンタジーもの。こういう方向性のをもう少し見たいかななんて欲を言ったり。でもてるみなはかなり好きだしやはりさじ加減次第なのだろうな。殴り書きスタイルだけじゃなくてそろそろ描き込みタイプの作風に戻すというかまたいろいろ試したりはしないのかな。

panpanya/足摺り水族館
足摺り水族館
panpanya先生を知ったのはえらそうに語れる程昔でもないので過去作品追えるのはとても嬉しかったしとても良かった。本当に。

売野機子/作品集3 しあわせになりたい
しあわせになりたい─売野機子作品集・3─
これをレコメンしたくてこの記事書いた感ある。3冊目でもマスターピースをかましてくるから感激。全編通してやるせない切なさを抱擁した傑作郡。かましてるぜ、ピース。

あとは保留。バカみたいに積んでるから年末年始で消化していきたいな。3月のライオンは出れば毎回当確だから除外でした。

・映画
メタリカスルーザネヴァー
メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー 映画パンフレット
無敵。ライドザライトニングやってくれたのがすごく嬉しかった。最後の狐につままれたかのような心の整理がつかない主人公がオライオンを一人聴きふけるシーンがすごい好き。ゼログラビティがIMAX3Dで観なくてはならない映画とのお話を耳に挟みますがこれもまた、そのひとつであると断言できる。

ジャンゴ繋がれざる者
ジャンゴ 繋がれざる者 [DVD]
最強。一度観ればすべての暗い気持ちをぶっ飛ばしてくれる。上映前のCMで俺(監督)の名前を当ててキャンペーンに応募しよう。みたいのがあって「①クエンティン・ペペロンチーノ」「②クエンティン・タランティーノ」〜とか凄いくだらないことやっててそういうところも好きだった。

パシフィックリム
パシフィック・リム オリジナル・サウンドトラック
完璧。怪物の圧倒的な迫力と絶望感は本当に息をのむ。




ってこれ完全にただのバカじゃねぇか!ざけんな、良いお年を!ピース!

豊島五丁目団地

ゴールデンウィークということでまとまったお休みが入ったのでお散歩しよう、とふらり行って来ました。(このお散歩は4/30に行われました)ということで今回は東京都北区の王子駅の豊島五丁目団地です。北区といいますと私は以前に少し赤羽に寄ったことがあった程度なのであまり記憶になく、今回の散歩は楽しみだったのですがどうだったかというと団地はもちろん、町並みも良く、別途に記事書きたいくらい北区が好きになりました。町並みとかそこら辺は後述していきたいと思います。
それでは初めに最寄り駅の王子駅です。もう降りた瞬間に興奮しました。駅にはイケてるトンネルがあり、ロータリーも広く圧倒的な立体感。わくわくしますね。公園や何気ない建物なんかも多くのものが楽しくてはしゃぎました。









どうでもいいけど右のやつめっちゃかっこいい。



団地までは徒歩25分くらいなので歩いても良かったのですが結構な数のバスが出ていたので住民の方々の気分を味わいたく行きはバスに乗ってみることにしました。当たり前ですが別に普通の都市バスですし短距離だから速攻で着いて風情もクソもなかったので別に書くことはありません。着いてすぐにウェルカムって感じに案内図とアーケード広場がお出迎え。全体的に色合いも明るく団地もこの広場を中心に囲むように塔が並んでいるのでなんかテーマパーク的なノリを感じました。時期が時期で鯉のぼりいっぱい泳いでたし。あと団地の周りがとても素晴らしいんですね。すぐ隣には隅田川が流れていて目の前には橋もかかっていてなおかつ首都高も走っている。これが星新一が夢描いた近未来か、って思いました。(適当)









なんか全然ウェルカム感でてないけれどこれは記事の見栄えとか一切考えてなかった僕の気のきかなさが原因です。ふがいない。



塔はオーソドックスなものが基本となっているのですが川沿いの塔だけVの字になっていたりと変則的な構造をしていて見ても、入って見ても楽しかったです。また、14階建てと高層の構造なのでエレベーターが設置されており自分には始めての体験だったのでとても新鮮でした。(と言ってもただのエレベーター。しかも狭い)エレベーターの脇にはダストシュートも設置されておりこれまたワクワクしました。火種を捨てるのはやめましょうとか何件かボヤがあった的なことが書いてあったのですけどそんなことしたら全焼だろ、誰がやるんだよって感じで老人のピュアな恐ろしさを感じました。(決め付け)














だめだロクな写真がない。(でもV字の塔の雰囲気は分かってもらえるのではないでしょうか)












適当に。塔の中に自転車が並んでるのイケてる。



また敷地周辺には二つほど小学校もあったようなのですが片方は廃校となってしまっていたようで少し寂しい結果となってしまっていました。ですが少々殺伐としてはいましたが花が植えられている公園になっていたりと新たに変貌を遂げていて、景観等に配慮したその変化には感無量でした。場所によっては雑草ボーボーでしたけど。話が前後するけど周辺の町も自営業に溢れていて只々素晴らしいなぁと。プラネタリウムや映画館をぶっ潰して発展を繰り返し、出来た結果がチカラめしややよい軒といったチェーン店の嵐である僕の地元周辺の町とは大違いだ。

一通り団地を堪能したので今度は隅田川沿いをぷらぷら〜と。よかよか。途中で広めの公園で戯れインスパイアーザネクスト。新田に差し掛かった際に通りがかった高校前の並木道がとても良くよかぽよなアレでした。なんかとった写真がイマイチでこれじゃ伝わらない感じですが。






















ここらへん歩いてた時すごいテンション高かった。



そして帰りは別ルートで歩いて駅へ向かったらどうもそそる感じの施設が見つかる。大した標高差があるわけでもないのですがなにやらモノレールが設置されている山的な公園が目に留まる。どうやらここは飛鳥山公園という古墳や博物館がある公園らしくとても広くゆったりとしたところで非常に心地よい場所でした。前述した古墳等は残念ながら時間外で閉園してしまっていて見れなかったのですが開放されていた広場や公園はどれも広くゆったりとしていて大型の遊具が多く設置されていたりD-51が展示されていたりとなんだここは、最高じゃ。帰り際の思わぬ収穫で気分は最高潮に。(2分後何事もなく電車に乗り込む)最初から最後まで良い散歩となりました。
















最高最高最高〜。路面電車はおまけ。



今回も団地のみならず周辺の町並みも楽しんできたのですが今回は本当に楽しかったです。(河川敷最高〜)北区恐るべし。良い町だ、また来よう。それにしても今回は記事化するのずいぶんサボってしまったなーいかんいかん、フレッシュなうちに書かなくては。次回はどこに行きましょうか。きつ〜い寒さを楽しみながら、そこらをプラプラしたいものです。

マンニィ

昨日は誕生日でした。とくに何も起きず何もせず。午前は台風を満喫したくて外に出たくてたまらなかったけれど理性が働き断念。午後は残り一週間を生き伸びるためにCDを売りに行く。ハードオフで20円で仕入れた代物が100円で売れて満面の笑みである。査定中は暇なのでふらふらと。交番前で指名手配書を見る。恐い。少々気になるものがありどんな事件だったのか検索したら恐怖に包まれる。交番を後にすると後ろから警察官が自転車でやってきてこの人が実は犯人なのでは…などとキョドる。帰る。
青い花の最終巻の良さに放心する。感無量である。寒くなってきて調子が良くなってきた。毛布がとても心地よくて横になるのが楽しい。ステキ。早くGTA5で人を轢きたい。

お盆ぼん

8月も第2週目の週末ということで幕張メッセにサマーソニック13を見に行きました。参加は初参加の06から7年空き13の2回目です。奇しくもどちらもメタリカがトリを務めている年。メタリカが来なきゃ行かないんですかあなたはって感じが出てますが別にそういう訳でもないんですがそうなってしまっているのですねぇ。06と比べるとトータルバランスの小粒感が否めないなぁと思ったりもしましたがマリンステージと幕張メッセ間を何度も行き来するようなことはそうそうないので自分が拠点とする一つのステージが楽しくあってくれればバッチグーなのでトータルの見た目がどうなろうとどうでも良いのです。なのでおそらくソニックステージでプレイであったのだろうtheWeekndのキャンセルも大したダメージではないのです。(辛い)本当にメタリカとB4MV見ただけだった、VOLBEATもチンタラしてたら間に合わなかったし。Nasとか追加されたって見に行けないんだよアホー
始めはSIAM SHADEのギターの別バンドのBreaking Arrowsを見る。インタビュー通りLAメタルサウンドをベースにグランジを足した感じでノリノリである。まずはここで暖機をとる。それからはとりあえず目先の目的は無かったので適当に飲食を済ませて少し寝たりしてフェス感を味わう。バカバカしい飲物だけれどイベントに来るとレッドブルカクテルは妙に飲みたくなる。その後はマリンステージへ向かいBullet for My Valentineを見る。野外のB4MV楽しみだ〜と思いましたがまぁこれまでに結構見てきてるので目新しさとか正直無かったです。でも相変わらず最高〜。髪切ってモヒカンっぽくして大きなグラサンかけてるVo.のマットがメタリカのジェイムズにしか見えなかった。選曲は4th3曲2nd,3rd2曲の1st1曲って感じで4thの曲多めに見れて良かったです。やはり4thはスタジアムで映えるなーと。3rdから1曲削ってもう1曲やって欲しかったかな。とてもかっこ良かったです。疲れたので後ろに引っ込んで続けてFall Out BoyLinkin Parkをさらっと見る。Linkin Parkは古い曲そこそこやってくれてたので結構分かって楽しかったです。頭からPaper Cutとか結構テンション上がったり。そして最後はMetallicaだ〜。
Hit the Lights, Master of Puppetsと来て頭からのキラーチューンで完全にロックされる。なので定番曲中心のスピードチューンセットリストかと思ったのですがここからはBlack Album中心で他のアルバムからもミドルテンポの曲選というグルーヴィな渋いセットリストで新鮮で楽しかったです。初めて見る人が多いフェスにはちょっと向いてなかったかもしれませんが。たまに入るBlackendとかが逆に浮いてる感じで面白かったです。アンコールは古い曲は好きか?と聞いてからのCreeping Death, Battery, Seek & Destroyで完全に潰される。特にCreeping DeathからBatteryの流れは間髪いれずって感じでマジかよって感じでした。
で、帰りは混雑緩和のために幕張メッセを一周して迂回して駅まで行くのですがとても静かな街灯も少ない川沿いを歩くことになりつかの間のお盆を楽しむことが出来ました。まぁ電車のすし詰めでそれもパァでしたが。新木場で一旦降りてコンビニで冷たいピルクルを飲んだ時の幸せといったら。もう常温の水は当分外では飲みたくない。。。そして帰ってすぐ自転車にまたがってラーメン屋で一杯食べてきてぬるい夜風に当たってザ・夏〜みたいな状態になってしまったので行く気が無くなっていたコミケに行く羽目になるのですが。でもやはり会場付近の運送会社の支店ら辺をプラプラとお散歩するのはとても楽しい。木陰に入って自販機でデカビタ買ってその場で飲んで空見て。日光に照らされて光り輝いている街を見るのはとても好きです。まだまだ暑い日が続きそうだ。

週末にちょっとした休暇を利用して静岡に行って参りました。一応伊豆。なので海とかさぞ素晴らしいのだろうと期待していたのですが透明度もクソも無いそこら辺に転がってそうな海で拍子抜けでした。多分あれは伊豆じゃなかったのだろう。でもそんな海でも浮輪におしりをつっこんでプカプカしてるだけでもそれなりに楽しい。でも日焼け止め塗ったのに全く意味なくびっしり日に焼けて腕とか一回ちぎれてまた生えてきた人みたいになってしまって悲惨だ。浮かぶだけで良いなら屋内プールが妥当だろう。話は変わって景色だがとても素晴らしく恥ずかしげもなくひとしきり感傷に浸る。岬から見下ろす海を主とした真っ暗な景色の中ぽつっと光の塊が見える民家の灯りがイケてる。水平線に何も見えない広い海とか見てあー、こうだよなぁとか思いました。こういった田舎行くとすぐ感動して思ってても思ってなくてもあー、住みてーとか思ってしまういけないクセがある。現代人の哀れな幻想である。でも僕が行くようなところとかただの観光地だしただのクソミーハー野郎じゃんと思うと頭が痛くなる。やめだやめだ。虫も大嫌いだし。でも秩父にはあこがれる。

GWにもちょこちょこっと出かけたりとかして下書きとかしたためてたりするのですが画像を張り付けるところで止まってしまっている。トリミングするわけでもないしとりかかれば10分で終わるような作業がどうしても出来ない。無念。暑いのでまた今日も床で寝よう。

今日は芝生で寝っころがりながらビール飲んだりしました。すてきですね。近いうちにまた都会のエアポケットみたいなところ散策したいな、と思って今日はそろそろおやすみします。

テーパ

何本か映画を見てきました。

中学生円山
団地が舞台で脚本監督が宮藤官九郎ということで鑑賞。団地という集団生活ゆえの人間観察遊びだったり小ネタ的なギャグは冴えていたけれど編集の仕方とか含めて全体的にドラマ向きだったかなと思ってしまう節がありちょっと不満もありましたけど中学生!お前らもっとブチかましても良いんだぜ!ってピースな愛のバイブスでポジティブな感じが前面に出てて良かったです。感動するならみなさん、さようなら、元気を貰うなら中学生円山でしょうか。全編通して草なぎ君の演技がとても良く、それも素敵でした。

・恐怖と欲望
スタンリー・キューブリック監督が封印していた幻の処女作(迫真)。戦争で心が病んでいく人間を描いた映画で結構ありがちなテーマですし出来は正直言えばまぁまぁではあるけれど処女作なら凄いかな、って感じだったのですが随所に光るシーンがあってさすがですね、といったところでした。心が壊れずにいれた上官が殺した敵軍将校の顔が自分と同じ→この闘いで自分を殺していっていた。とかクサいけど結構クるものがありました。

リアル〜完全なる首長竜の日〜
黒沢清監督の新作ということでなかなか楽しみにしていた作品でして満を持して見てきたのですが出だしのマンションから見る曇天の景色から相変わらずの黒沢節で大満足の一品でした。全く走ってる感の無いドライブシーンや幽霊(的な存在)の相変わらずの雑なCG演出、徐々に余裕が無くなっていく心理描写。良い。
正直トラウマの理由とか複線のチャチさとか原作がポンコツだったけどこのB級感も魅力の一つですね。話題の原作、キャスト、ミュージシャン、変なプライドに流されず全てを受け入れた上で全てを自分のものにしてしまう黒沢清監督が好きです。

・ももいろそらを
どこが良かった?女子高生があぐらかくところとかスカートから携帯を出すところとかカーディガンで半分隠れた手でソフトタッチで触ってくるところとかが良かった。(恥も外聞もなく)
大金の入った財布を拾い変わらない日常にささやかな転機が訪れ、でもいつも通りにのらりくらりとしていたらいつだか心がすり減っていた。ってな感じでとても良く、徐々に変わっていく心の変化がジワジワ伝わってきて素敵でした。最後の煙突からももいろの煙を出すシーンで結局上手くいかないところとかもグっときました。ちなみにお、この煙突は黒澤明監督のオマージュ...とか思ってたらその通りだったらしくニヤって感じでした。(まぁ後から気付いたらしいですが)そして何より儚すぎる藤原令子さん、とても可愛らしかったです。

今日は中村義洋監督の新作の奇跡のリンゴとか観に行きたかったけれど朝に起きれなかった。。。また今度ということで。