annual report

hobby, city walk, life

近況報告

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あけおめことよろ〜。僕の今年は、というとsleepの初来日ライブ観に行って快調に滑りだしており、適度にヒッポやテクノのイベントに行ったり、thexxのライブ観に行ったりしたりと、なかなか楽しい感じに推移しております。いきなり感想話になっちゃうけど、ほんと全部たのしくて。sleepなんかは1曲目にいきなり1リフだけで約20分もあるdopesmokerをぶっ込んでくる暴挙に出たのに会場は大盛り上がりで狂った空間だったなーと。これが聴きたくて来た人間がほとんどなのは分かっているけどすごかった。sleepは大好きなレジェンドバンドなのでめちょ楽しみではあった、とはいえリユニオンしたビッグバンド。フレッシュさはないと言えるので一抹の不安はあったりしたのだけどそんなのは本当に杞憂であったなと。楽しい音の暴力。そしてxxはほんといつ観ても楽しい。新譜がハウス寄りになってたので、今後バンドとして活動する意義はあるのか。とか軽く思ったりもしたのだけれどライブ観たらめちゃくちゃバンドのグルーヴを感じられて。底力も感じられた良いライブでした。オリヴァーがあの長身でベースのヘッドをグワングワン振り回すのが最高にカッコいいんですよ。幕張イベントホールがかなり埋まってたのもほんといい流れだなと思います。

そんな感じで一年が始まったのですが、あまり書き綴るほどの体験とかしてないのだけれど、いい加減4ヶ月も経つので、ここ最近で始めたことってことで、もう1年は経つけど、読書の話でもしたいと思います。ネタが少ない、人生を謳歌しなくては。

読書を始めたと以前お伝えしたのですが、なんとかまだ続いてます。結局のところ、お手軽なエンタメものが好きで、お堅いのは進みが遅いって感じなので気持ち、娯楽7のお勉強3みたいな感じで推移していっております。といっても、こんな話してると、文学において何が娯楽で何が勉強だって話にもなってくるんですが。なんかへんな話、ガキんちょの頃に教科書で読んでたような短編も娯楽と言えるよなぁとか思ったりもして。そう考えると国語の授業って遊びだったのかなぁとか思ったり。やだね、歳重ねるごとにBack in the Dayになっちゃって。あんま良くないね。最近はなんか良さそうな匂いを感じ取って、ラテンアメリカ文学に手を出してみたりしてます。といってもまだ1冊目ですが。コルタサルの短編をだらだら読んでます。本当は一番有名な「百年の孤独」をとりあえず最初に読んどきたかったんですけどなんか和訳は3000円の新書しか出てないっぽくてちょっとハードル高かったので第二候補から。そもそもですがラテンアメリカ文学、ほぼほぼ電子書籍化されてないっぽくて(少なくともkindleはない)ちょっと悲しかったり。でもコルタサル買うのに久々にジュンク堂に行ったらめちゃ楽しかったから良い機会だったのかもなぁと。なんか図書館感あるじゃないですかジュンク堂って。前は漫画とかムックとか見てただけだけどこれからは文庫類にも目を向けることが出来るので楽しさ倍増って感じです。そのうち市営図書館にも久々に行こうかな。とか思ってオンライン在庫検索したら欲しい本結構ザクザクあって宝の山やんけ〜みたいな。僕本読むのハイパー遅いんで2週間返却ルールはちょっとキツイんだけどそれでも嬉しい。しゃらくさくて恐縮なんですけど読みたかった都市開発の考察とか建造物関係の本とかもあったしそれこそ「百年の孤独」も全然あったし。行くべさ。で、コルタサルの短編ですが、サスペンスホラーって感じでなかなか楽しいです。物語の中の殺人鬼の目標は本を読んでいる自分だった。。なんて古典的なメタものだったり、軽い気持ちで観に来た演劇に自分が演者として出演するよう怪しい人達に強要される話だったりと、約30Pくらいの短編がいっぱい入ってて面白いです。ラテンアメリカ文学だと、次はフアン・ルルフォの「ペドロ・パラモ」を買い控えてるのでまだまだ楽しめそうです。他にもライトな本いくつか平行して読んでるので引き続き肩肘張らずにカジュアルに。

漫画だと金田一少年の現行シリーズであるRを読み漁ってました。なつけ~。caseシリーズまでは熱心に読んでて、それ以降はだらだら~とですが20周年記念シリーズまでちゃんと追ってたんですけど一区切りついてからは読んでなかったので久々に。内容はかなりルーチン化しちゃったなって感じするんですけど美雪がロリ顔になっててやたら可愛くなってるんでかなり評価高いです。さとうふみや最高~。あとはネットで話題な「犯人たちの事件簿」も読みました。いや分かってると面白いよね。やっぱ1巻の犯人たちの勢いは良かったな~。大体傾向はつかめちゃったんで、あとは地獄の傀儡師がどう描かれるかが気になる感じです。それと最近ではメイドインアビスがめちゃくちゃ面白かったです。最高!アニメで散々騒がれてたんだけれどなぁ、どうにもマイペースなもので。。想像以上にエグくて、でもその中に冒険のワクワク感が詰まっていて本当に良いです。自身の存在そのものを否定されるような場面や、腕を切り落とす覚悟を問われる場面や回を増す毎に知ることとなる作中の舞台である迷宮窟「アビス」の探索にまつわる人間の闇を全身に受ける等多くの苦しい場面があるのですが、そんなのものともせず、下層へ進み、一定の深さまで潜ったら生きては帰れないと言われ、もちろんその先へ進むものは限られた者しかいない深度への渡航「ラストダイブ」も、目的のため、躊躇いなく行う主人公らへは僕は涙しか出ません。。まぁ正直作中の大人達もそんなにラストダイブに関して大して恐れてる描写もないんだけど、子供であるはずの主人公らがほんと痛快なくらい気持ちよく突っ込んでくんですよ。その瞬間、命を捨てているっていうのに。僕はほんとそういうのに弱いんですよ。結局ジュブナイル的なアレなんですけど。てかその片道キップの行為を「ラストダイブ」って名付けるの最強のセンスだよね~マジかっこいい。ほんと単行本後半にあるイドフロントの闘いとその後のリコの白笛の話は本当に熱くて。オススメです。あとはたまにしか手伸ばさないのでいろいろ言えた義理じゃないんですけど少女マンガでめっちゃいいのに出会えたので言いたいです。笹木一二三先生です。これが言いたかった。

タイムマシンがあってものらない 1 (ちゃおコミックス)

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 去年末に単行本買って、めちゃ良くて一個前の短編集も買ったらやっぱ良くて、あ~語りてぇーみたいな感じでモンモンと4ヶ月ほどネタ暖めてたら本誌で最終回を迎えてしまった。。やっぱ思ったときに動かないと。タイトルが凄いけどこれに限らずお話作りの基本は現実ベースで。展開はまだオーソドックスかなぁって感じはするけどやたら可愛いんだ。キメの1コマに凄い力のある人で、大体もってかれる。短編集の表題作で男主人公が恋に落ちる瞬間がめっちゃ好きでよく読み返してます。俺もあんな中学校生活が送りたかった。海が足りなかったのだろうか。今一番今後が楽しみな作家さんです。

漫画は最近ほんとおざなりになってるのでもうちょい漁ってこうかなということでここまでという感じで。春が暖かいぜ。